公共の場における知的障害者家族との接し方
「発達障害のある子が、公共の場で周囲に迷惑をかけてしまったとき。
障害者家族は、周囲からどのように接してほしいのか?」
こんにちは!まりたくです!
今回のテーマは「公共マナー」です。
はじめに言わせてください。
このテーマ、荒れやすいぞw と。
いろんなご意見の人がいますからね。
ツイッター上でも、このテーマで大荒れになっている光景をよく見かけます。
そんな大変デリケートな問題であっても、果敢に記事として取り上げてしまうのが私ですw
でもやっぱり炎上は怖いですw
なので最初に、文字を大にして言っておきます。
この記事に書いてある内容はすべて、私まりたく個人の考え・意見です。
発達障害者家族すべての声ではございません。
最近は「炎上恐怖症」に陥っている私ですが、こういう炎上しそうなネタに自ら突っ込んでいく傾向があります。
もしかしたら私は、「炎上依存症」なのかもしれません。。。
目次
読者様からのご質問
さて、今回この記事を書くに至ったのは、読者様からいただいたあるご質問がきっかけです。
ご質問いただいた方、ありがとうございます!
意図を正確に伝えるため、ご質問内容をそのまま掲載させていただきます。何卒ご了承ください。
以下が、ご質問の内容です。
【読者様からのご質問】
ブログをいくつか拝見しまして質問があります。
・公共の場でパニックになっているお子さん連れの家族が居た場合、私はどう対応すればいいですか?
私は「見てみぬフリを続けること」(一般的には無視という表現が当てはまる)が最善なのでしょうか?
先日、飛行機に乗ったとき、私の後ろの座席に知的障害っぽい青年を連れたご家族が居まして、時折私の背もたれをバンバンしていたんです。
私もASD持ちで多少は障害に対して理解しているつもりなので、ご家族には「大丈夫ですよ」と言って「見てみぬフリ」を続けましたが、ご家族からは「すみません、すみません・・・」と言われ続けました。
私としてはもっと他にできる事、言える事があったんじゃないかと思ってます。
まりたくさんだったら、前の席に座る人にどうしてもらいたいですか?何を言ってもらえたら楽になりますか?
改めて読んでみても、実に良い質問ですね!(何か上から目線ですみません・・)
舞台が、飛行機という密室空間であることも良いですね!
「その場から離れる」という技は使えません。
さあ、どうするべきなんでしょうか?
障害者家族は、理解と共感がほしい
「自分の子どもが公共の場(例:飛行機内)で周囲に迷惑をかけているとき、
周りの方々にはどう接してもらいたいか?」
はじめに結論を言わせていただくと、
理解および共感をしてほしいです。
ここで難しいのが、障害者家族側が一方的に
「理解してくれ!共感してくれ!」と思っていても、それでは理解も共感も得られないということです。
周りからの理解・共感を得たいのであれば、障害者家族側もそれ相応の行動をとる必要があると思っています。
この件に限った話ではありませんが、
他人から急に「変われ!」と言われて、すぐに変われる人間なんてそうそういません。
他人の性格・考え方・行動を変えることなんて、まずできないのです。
じゃあどうするか?
自分が変わるしかないのです。
障害者家族は何をすべきか?
話を元に戻します。
まずは、今回のご質問の主語を「私」に変えてみましょう。
「自分の子どもが公共の場(例:飛行機内)で周囲に迷惑をかけているとき、
私はどう対応すべきか?」
って感じですね。
まず前提として、子どもが前の席をバンバン蹴ってしまっているのであれば、
それをやめさせようとします。
やめさせようとはしたけれど、やめてくれなかったときにどうするか?
という話です。
できるできないは置いといて、理想論で言えば、
ご迷惑をおかけしている方に対して、私はこう言います。(言いたいです)
「お騒がせしており申し訳ございません。
この子には、知的障害があるんです。」
そう。言っちゃうんです。正直に。
それを口に出さずに、「障害があることを察してほしい」と頭の中で思っているだけでは、なかなか周囲の理解を得ることが難しくなります。
人によっては、正直に話すことに抵抗を感じるかもしれません。つらいと感じるかもしれません。
でも、それでも正直に話すほうが良い、と私は考えています。
実際過去に何度か言ったことがありますが、言ったほうが確実にスッキリしますよw
一応注意点をあげておくと、正直に話すときは、謝意と誠意をもって伝えましょう。
怒りまかせで開き直って、
「こっちには知的障害があんだよ!しょうがねえだろうが!」
と言ってしまっては、何も解決しませんw
相手から何と言ってほしいのか?(具体例)
さあ、また話を戻します。
知的障害があることを正直に話したとします。あとはもう、それに対する相手の反応を見るしかありません。
前述したとおり、他人の言動をコントロールすることはできません。
それを前提としたうえで、「こう言ってもらえると嬉しい!」という理想論を書きます。
私であれば、こう言ってほしいです。
「大丈夫ですよ! 気にせずバンバン蹴っちゃってくださいw
私、実はその分野に結構詳しいんですw
だからお子さんの行動、理解できますよw
いやあ、大変ですよねえ!w」
なんだか”w”を連発しちゃうと小バカにしているように見えてしまうかもしれませんが、笑顔で話していることを表現している次第ですw
というわけで、私としては、
「理解してますよ。共感してますよ」ということを言ってもらえると、一番助かります。
「気にせずバンバン蹴っちゃってくださいw」というところが、結構ポイント高いですねw
そう言ってもらえると私としては、「あー良かったあ!気にしない人で良かったあ!理解のある人で本当に良かったあ!」と、なります。
そして飛行機を降りるときには、相手に対してこう言いたいですね。
「ご理解いただきありがとうございました。大変助かりました。」
「ええよ、ええよ! 気にせんといてなあ!」(なぜか突然の関西弁)
といった具合で収まり、お互い良い気分で飛行機を降りられるかと思います。
例えばの話です。電車で席をゆずったときに、
ゆずった側もゆずられた側も、その周りにいる人までもが何かほっこりする。
そんな状態になれるのが理想ですねw
もしも相手が理解してくれなかったら?
もちろん、前述のような神対応をしてくれる人ばかりとは限りません!
世の中には、いろんな考えの人がいます。
もし相手が理解してくれなくて、ひどい態度をとられてしまったら?
そんときはもう、
しょうがないっすねw あきらめましょうw
「自分の説明が悪かったのかもしれない。次はもっとがんばろう!」
と、考えられるのが理想ですね。
「理解してくれなかった相手が悪い!ムキー!」
と、相手のせいにしてしまっては、イライラがたまるだけで何も良いことがありませんから。
まとめ
「自分の子どもが公共の場(例:飛行機内)で周囲に迷惑をかけているとき、
周りの方々にはどう接してもらいたいか?」
それに対する私の答えは、
「理解および共感をしてほしい」
です。
そしてそのために私は、
「自分の子どもには知的障害がある」という事実を、相手に正直に伝えるべきだと考えます。
それで相手が理解してくれれば最高です。
もし相手が理解してくれなかったら、そのときは素直にあきらめましょうw
「障害があると思われる子に、後ろから席をバンバン蹴られてしまった。
そんなとき、私はどういう態度をとれば良いのか?」
そんな疑問をもたれていた方にとって、この記事が少しでも参考になれば幸いです。